おはようございます、こんばんは、A-kumです。
毎年恒例にしている親子テント泊登山のシーズンがやってきました。
これまではベースキャンプ的なテント泊がメインでしたが、2022年はテントを背負って山間のテント場で宿泊するという新たなチャレンジです。
結果は大反省なのですが、自戒の意味で記します。
山岳テント泊
首都圏住まいのため、車で3~4時間ぐらいを今回の目的地とします。
そうなると南アルプス、北アルプス、八ヶ岳あたりや、
奥秩父、奥多摩の雲取山もターゲットになってきます。
が、やはり普段行かない山域であるアルプスに行きたい欲が圧倒的なため、
比較的登山口から頂上までが近い北アルプスに絞りました。
そうなるともう「蝶ヶ岳」「燕岳」の2択しか思いつきません。
(下山後の今更ですが、少し調べると唐松岳も良さげです)
若干ですが、首都圏からアクセスしやすい蝶ヶ岳にすることとしました。
親子登山とは関係なく蝶ヶ岳~常念岳の縦走ルートも考えていたことも大きかったと思ってます。
蝶ヶ岳のルート情報
蝶ヶ岳まではルートは頂上へ最短ルートで、上高地と三股の2つあり、
車で登山口にアクセスしやすさいことから、三股から行くことにしました。
- 三股登山口 駐車場(第1,第2)あり両方とも無料
- 頂上までの標高差:1458m
- コースタイム:8時間/480分(上り:270分 下り:210分)
- 三股登山口~常念岳・蝶ヶ岳分岐~ゴジラみたいな木~まめうち平~(階段ゾーン)~蝶ヶ岳テント場 往復(時間あれば蝶槍まで散歩)
- ルートは明瞭でほぼ一本道です。
山行記録 1日目
6:00
松本市内のホテルから出発して1時間ほどで三股駐車場到着
靴の履き替えや水をパッキングして準備します
午後から天気が崩れる予報もあったので頂上には早めにつきたいところです。
6:30
出発。なだらかな砂利道からスタート。

7:00
三股登山口を過ぎて、蝶ヶ岳・常念岳の分岐。
単独だったら蝶ヶ岳・常念岳の縦走するつもりでしたが、
小学生低学年の親子登山で、ここの縦走は危なそうなためまた次回です。
吊り橋で川を渡りますが、結構な水量でごうごうと音がしています。
7:30
ゴジラみたいな木。ベンチもあり、人が集まってます。
これといった見どころもない林道をもくもくと歩きます。
たまに北側の視界が開けて、お隣の常念岳と思われる山が見えます。

9:15
まめうち平。ベンチも4本ほど置かれており、すこしひらけているので、このルート最大の休憩ポイントだと思います。
10分ほど平坦な道を過ぎると、頂上まで階段が連続してくるエリアです。
そして雨です。
森の中なので、直に雨が当たるのは木が覆ってない時だけですが、なかなか強い雨で子どもも大人もザックにも雨対策です。
雨はドンドンと強くなる一方で、雨具のフードを被せてましたが、蒸すようでものすごい汗。
ズボンは履かせてなかったのですが、履かせたらサウナ状態になりそう。
これはマズイ。。。
11:50
最終ベンチで長めの休憩。
子どもがだいぶ疲労しており、ベンチに座って声も少なめ。
行動食のチョコ、ドライフルーツをあげて水分補給させます。
もうちょっとで泣きそうなぐらい頑張ってる!。。。
林道抜けましたがやっぱり真っ白。

12:30
蝶ヶ岳テント場、そしてヒュッテ到着。
もう真っ白で何も見えません。
風も雨もと吹くので、子どもの風上に立ち、風を防ぎながら進みます。
何とかヒュッテに辿り着き到着にホッとします。
ぐったりしているのが、疲労なのか寒さなのか、もはやわかりませんが、目に見えるケガなく到着出来て一安心。
ちょっとココは色々な事情で割愛しますが、
山小屋泊になりました。
宿泊客の雨具が干されていますが、これだけ密集したら乾かないだろうな。
もう屋内が濡れないために干してるだけでしょうね。

山行記録 2日目
4:40
館内に響く起床のアナウンス。
問題なく起きられるけどやはり早い!
5:00
朝食の準備をしながら外を見てると、人がざわついている様子。
どうやら朝日が出ているようで、穂高連峰のモルゲンロート(朝焼け)です。


前穂高、奥穂高、北穂高たちが雲海越しに見えてようやく北アルプスに来たんだなぁと感じられました。




最高の風景と穂高連峰への思いが高まりました。
30分もしないうちに白くなり、もう天気はこのままか、悪くなりそうな雰囲気。
7:00
6時過ぎから準備を始めてようやく下山スタート。
昨日とうってかわって、風はほどほどで雨がないのでかなり楽です。
様々な悲劇が起きたテント場を抜けると念願の蝶ヶ岳山頂です。

眺望がないので、山頂近くにいた方に親子写真を撮ってもらい10分経たず撤収です。
11:30
下山は大きな問題もなく、子供はせっせと歩いて頑張れました。
これまでの登山での下りはダレがちなのはわかっていたので、ペースも落ちないで進めたのが良かったですね。






樹林帯で眺望もなく、楽しいポイントも少ないため、歩きながらクイズや学校の話をしていたのが良かったのかもしれません。
結果と反省
1日目の上り6時間、2日目の下り4時間30分の行動時間で、計10時間超、11.8㎞の蝶ヶ岳山行となりました。
YAMAP曰く、コースタイム比70~90%の速さらしいのですが、
子どもには雨具と水、お菓子を自分で持たせて、
さらに雨降りだったことを考えればよく頑張ったと思います。
反省点は多々ありますが、怪我も体調不良もなく帰れてホッとしました。
良かった事
- テントの収納袋を防水バックで準備していた事
- 朝日と穂高連峰が拝めた事
- 子どもが怪我無く荷物を持ってコースタイム近くで登りきれたこと
悪かった事
- 天候不順での判断
- 遠征だからの強行判断
- 雨具と子どもの相性、透湿性が足りていない
- テント泊のリスク
反省はもうごめんなさいの一言で、決行の判断が良くなかった。
どのレベルで判断すべきか色々考えさせられました。
蝶ヶ岳は危険と感動を今後の教訓にさせてくれた山行でした。
では、A-kumでした。